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四国八十八ヶ所には88のお寺がありますが、いま泊まれる宿坊は10ヶ所ほどまで減っています。しかもうち1ヶ所は団体専用なので、個人で泊まれるのは9ヶ所。そのなかで、じゃらんからも楽天トラベルからも予約できるのは実質1ヶ所だけです。
それが6番札所・温泉山 安楽寺(あんらくじ)です。
ただ、この宿坊が特別なのは予約のしやすさだけではありません。弘法大師が見つけたと伝わる霊泉があり、しかも勤行が「夜」に行われます。宿坊のお勤めといえば朝、というのが常識なので、ここはなかなか珍しい。
そしてこの寺、そもそも宿坊であることに歴史的な必然があります。調べていていちばん面白かったのは、そこでした。
※情報は2026年9月時点です。料金・時間・行事の実施状況は変わるため、予約前に公式サイトや予約サイトでご確認ください。
- 安楽寺の宿坊が400年続いてきた理由
- 「弘法の湯」という霊泉と、四国では数少ない「風呂のある宿坊」という価値
- 夜の勤行と、本堂奥の灌頂窟で何が行われるのか
- 客室・食事・料金の目安と、泊まる前の注意点
安楽寺はどんな宿坊か
四国霊場で最初に出てくる宿坊
正式には温泉山 瑠璃光院 安楽寺。高野山真言宗の寺院で、四国八十八ヶ所の第6番札所です。
公式サイトが自ら書いているとおり、八十八ヶ所のなかで一番初めに出てくる宿坊であり、400年前からお遍路さんに親しまれてきたお寺です。
1番札所の霊山寺から歩き出すと、ちょうど初日の夕方に着く位置。1番からの通し距離は16kmほどで、5番の地蔵寺からは約5km。1〜5番よりも区間が長くなります。歩き遍路の最初の疲れが出るあたりで待っている宿、という立ち位置なんですよね。
規模も大きく、客室は全57室。八十八ヶ所の宿坊としては最大規模といわれています。
ルーツは「駅路寺」— 四国霊場で唯一
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい話です。
安楽寺はもともと、現在地から2kmほど離れた「安楽寺谷」にありました。それが天正年間(1573〜1592年)に長宗我部元親の兵火で焼失し、のちに現在の街道沿いの地に移って再建されています。
そして安土桃山時代、この寺は阿波藩祖・蜂須賀家政によって駅路寺(えきろじ)に定められました。駅路寺というのは、宿に困った遍路や旅人に食事と宿を提供するよう、藩から指定された寺のこと。
つまり安楽寺の宿坊は、「お寺がついでに宿もやっている」のではなく、旅人を泊めることを役目として藩から与えられた寺だということです。その指定を記録した「駅路寺文書」が慶長3年(1598年)のものとして今も残されていて、宿坊の400年という数字は、ここを起点にしています。
駅路寺をルーツに持つのは、四国霊場では安楽寺だけとされています。
※「現在地にあった瑞運寺という駅路寺を併合して再建された」とする資料もあり、併合の時期も万治年間・慶長3年と分かれています。いずれにしても、藩から旅人の宿を任された寺の系譜であることは共通しています。
宿坊が次々と閉じていくなかでここが続いている理由が、少し分かる気がします。泊めることが、この寺の本来の仕事だったわけですから。
弘法大師が見つけた霊泉と「温泉山」という山号
もうひとつの柱がお湯です。というより、山号そのものが「温泉山(おんせんざん)」。
公式サイトの縁起はこうです。平安時代、四国を巡っていた弘法大師がこの地に霊泉が湧いているのを発見した。その湯は万病を治す効果があるとされ、大師は「病魔から人々を救う薬師如来と縁の深い土地だ」として、お堂を建て、薬師如来を自ら刻んで安置した。
湯があるから薬師如来が本尊になり、山号が温泉山になった。ここまで筋の通った縁起も珍しいと思います。湯と信仰が最初から一本につながっている寺です。
基本情報
| 宿坊名 | 温泉山 安楽寺 薬師の里 |
| 札所・宗派 | 四国八十八ヶ所 第6番札所/高野山真言宗 |
| 所在地 | 徳島県板野郡上板町 |
| アクセス | JR高徳線「板野駅」より車で約15分(徳島バス「東原」バス停より徒歩7分) 高松自動車道「板野IC」より約8.8km |
| 客室 | 全57室。青龍の間(1室限定)/書院15帖(バス・トイレ付/1室限定)/書院8帖/講堂シングル・ツイン(ユニットバス付)/新館シングル・ツイン/新館和室 |
| 料金目安 | 時期・プラン・部屋タイプで変動/素泊まりプランもあり |
| チェックイン | 14:00〜(締め切りの表記はプランにより異なる。公式サイトは20:00、予約サイトの施設情報は18:00) |
| チェックアウト | 9:00 |
| 門限 | 21:00 |
| 食事 | 夕食18:00/朝食7:00 |
| 勤行 | 夜19:00(日により17:30)・本堂・自由参加・宿泊者は無料 |
| お風呂 | 弘法大師ゆかりの霊泉「弘法の湯」 入浴15:00〜21:00(日によって変動・朝風呂なし) |
| 駐車場 | 50台・無料・予約不要 |
| 支払い | 現地決済のみ(現金・クレジットカード)。電子マネー不可 |
| 予約 | じゃらん・楽天トラベル・公式サイト |
お風呂に入れる札所
「弘法の湯」という霊泉
宿坊のお風呂は「弘法の湯」。神経痛や筋肉痛、病後の回復などに効くとされています。
これがどれくらい貴重かというと、四国八十八ヶ所の宿坊で温泉・霊泉に入れるのは、安楽寺・75番善通寺・58番仙遊寺の3ヶ所ほどしか残っていません。かつて温泉を売りにしていた23番薬王寺の宿坊「薬師会館」は2019年に閉業しています。
そのうえ、予約サイトで空室と料金を見ながら押さえられるのは安楽寺だけ。善通寺も仙遊寺も電話予約です。
歩き遍路の初日、1番の霊山寺から16kmほど歩いたあとに湯へ浸かれる。これは相当ありがたいはずです。口コミでもお風呂の評価は突出していて、宿坊というより「お湯のあるお寺」として認識されているふしがあります。
期待値の調整だけ、先に。
公式サイトの表記は「温泉」ではなく「霊泉」です。浴室には泉質として重曹泉(炭酸水素ナトリウム・カルシウム)と掲示されており、加温・循環ろ過が入ります。かけ流しの温泉旅館を期待して行く場所ではありません。ただ、歩いたあとの体には十分すぎるお湯です。
入浴時間は15:00〜21:00(日によって変動)。朝は入れませんので、夜のうちにどうぞ。宿泊者の人数によって大浴場か小浴場かが変わります。
お遍路をしていない方の利用も歓迎されていて、ビジネスや観光での宿泊も受け入れています。徳島市内や鳴門から車で行ける距離なので、四国旅行の1泊に組み込みやすいのもこの宿坊の使いやすさです。
温泉成分の入浴剤という土産
面白い取り組みがあって、安楽寺は境内の湯と同じ成分の入浴剤を作っています。
地元の観光団体の取材によると、狙いは「安楽寺と温泉のつながりを知らない参拝者に、興味を持ってもらうこと」。本堂で入浴剤を売っていたら「なぜここで?」と思ってもらえるはず、という発想だそうです。実際かなりの人気で、季節限定版はすぐ売り切れるとのこと。
ちなみに同じ副住職の発案で、本堂にはお寺オリジナルのガチャガチャもあります。中身は作家さんの一点物で、SNSでアイデアを募集しながら10種類ほどまで増えたのだとか。
お寺の土産が入浴剤とガチャガチャ、というのはなかなか聞きません。取り扱いの有無や種類は時期によって変わりますので、目当てにするなら事前に確認してみてください。
温泉山 安楽寺 薬師の里(6番札所)
弘法大師が発見したと伝わる霊泉「弘法の湯」がある400年の宿坊。じゃらん・楽天トラベルで空室・料金を確認できます。
※ プラン内容・料金は各予約サイト公式でご確認ください。
勤行は「夜」に行われる
夕食のあと、本堂で
宿坊のお勤めは朝、というのが普通です。高野山も身延山も、早朝の本堂に集まります。
安楽寺は違います。本堂での勤行は夜。19時に行われます。夕食が18時なので、食べ終わってから本堂へ、という流れですね。
ただし17時30分開始になる日もあり、その場合は勤行が先で夕食があと、という順序に入れ替わります。到着時に確認しておくと安心です。
これ、実務的にもよくできていると思っていて。朝5時台に起きなくていいので、翌日に長距離を歩く人でも参加できます。夕方に着いて、湯に入って、ごはんを食べて、それから勤行。無理のない流れです。
四国では19番立江寺も夕方17時のおつとめだけで朝のお勤めがないので、安楽寺だけの特徴というわけではありません。それでも、朝が苦手な人でも勤行を体験できる宿坊は数えるほどです。
宿泊者は無料で自由参加。宿泊しない方の参加については、事前に問い合わせが必要とされています。
灌頂窟の「くす供養」
勤行の中身も、少し変わっています。公式サイトの説明によると、こういう流れです。
- 本堂で般若心経や御真言をお唱えする
- 住職による説法
- 本堂奥の灌頂窟(かんじょうくつ)で「くす供養」
読経だけで終わらず、法話が入り、さらに本堂の奥へ進むという構成。宿坊の勤行としてはかなり内容が濃いほうです。
この灌頂窟がまた独特で、暗闇のなかを青く光る小川が流れ、ろうそくと護摩の火が灯ります。壁面には巨大な不動明王が刻まれていて、その前であらかじめ願い事を書いた護摩木を焚き上げる。さらに奥の性霊殿には、両界曼荼羅、弘法大師のさまざまな筆法を刻んだ「大師之壁」、一丈(約3m)の阿弥陀如来像。普段は立ち入れない場所で、撮影は禁止です。
四国ハブでも触れましたが、この夜の勤行こそが安楽寺に泊まる最大の理由だと思っています。
ただし注意が2つ。
ひとつは、寺院行事のため休止になる日があること。もうひとつは、開始時刻が変わる日があることです(前述のとおり17時30分開始になる場合があります)。
勤行目当てで泊まるなら、予約時に実施の有無と時刻を必ず確認してください。
境内の見どころ
竜宮城のような山門と、多宝塔のお砂踏み
境内は山門から各堂まで比較的質素な造りですが、その山門がちょっと変わっています。竜宮城のような形をした鐘楼門で、2階に鐘が吊られ、左右の建物に仁王像が安置されている構造。写真に撮りたくなるやつです。
そしてこの鐘楼門の2階は、歩き遍路さんのための通夜堂でもあります(この話は最後のQ&Aで)。
もうひとつ押さえておきたいのが多宝塔。ここは塔の周りを一周すると、四国八十八ヶ所のお砂踏みができるようになっています。
お砂踏みは、各札所の砂を踏むことで実際に巡礼したのと同じ功徳が得られるとされるもの。6番札所という序盤でこれができるのは、事情があって全部は回れない方にとって大きな意味があります。
金剛宝拝殿の彫刻と、50体の仏像
本堂前の金剛宝拝殿には、弘法大師の一代記が彫刻で表されています。公式が見どころとして挙げているもので、見ごたえがあるとのこと。
さらに、寺内には京都大仏師・松本明慶師が彫った仏像が50体安置されているとされます。山門の仁王像も同師の作。現代を代表する仏師の作がこれだけまとまってあるお寺は、そう多くありません。
そのほか「厄除けのさか松」も見どころとして案内されています。お大師様の身代わりになった松の枝を逆さに植えたところ見事に芽吹いた、という言い伝えのある松です。境内をゆっくり見るなら、チェックイン後の明るいうちに回っておくのがよさそうです。
本尊にまつわる、ある夫婦の話
本尊の薬師如来には、思わぬ来歴があります。
公式サイトによると、いま本堂に安置されている薬師如来坐像は昭和37年に奉納されたものです。奉納したのは、先代住職のすすめで難病平癒を祈願して四国遍路を続けていたご夫婦。遍路の途中で病が癒えたことへの報恩として納められたと伝えられています。
そして、もともとの本尊は胎内仏として、その中に納められているのだそうです。
病を救う薬師如来を本尊とする寺で、実際に病が癒えた人が新しい本尊を納め、古い本尊がその内側にいる。寺の縁起と現実の出来事が重なっているわけで、こういう話を知って本堂に立つと、勤行の時間の感じ方も変わってくるんじゃないかと思います。
客室・食事・料金
この宿坊のいいところは、部屋のタイプが選べることです。宿坊としては珍しく、6タイプから選べます。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 青龍の間 | 2023年11月新設の1室限定。徳島の藍染めで装飾した和室。バス・トイレなし |
| 書院 15帖 | バス・トイレ付き。床の間や飾り棚のある特別室。1室限定 |
| 書院 8帖 | バス・トイレなし。庭園が見える2階の人気室 |
| 講堂 シングル・ツイン | ユニットバス付き。洋室 |
| 新館 シングル・ツイン | バス・トイレなし(共用)。エレベーターあり |
| 新館 和室 | バス・トイレなし(共用)。6〜7帖/10〜12帖 |
バス・トイレ付きの部屋がある宿坊は、四国では貴重です。ただし該当するのは講堂(ユニットバス)と書院15帖だけで、書院15帖は1室しかありません。水まわり重視なら講堂を狙うのが現実的です。逆に予算を抑えたいなら新館。同じ宿でここまで幅があるのは助かります。
細かいところでは、新館の部屋にはバスタオルが付きません(レンタル1枚200円)。書院・青龍の間・講堂には付いています。コインランドリー(洗濯200円・乾燥30分100円)があるのは、連泊や歩き遍路にはありがたいところ。
食事は夕食18時、朝食7時。夕食は天ぷらや煮物に、徳島の郷土料理「そば米汁」などが並びます。精進料理ではありません。四国の宿坊はお遍路さんの体力を考えて郷土料理が出ることが多いんですよね。素泊まりプランもあります。
料金は時期・プラン・部屋タイプで大きく動きます。素泊まりならかなり抑えられますし、2食付きでもビジネスホテルと変わらない水準。実際の金額は予約サイトで確認するのが確実です。四国全体の相場感は四国遍路の宿坊ガイドにまとめています。
なお支払いは現地決済のみ(現金・クレジットカード)で、電子マネーは使えません。キャンセルは3日前から料金が発生します。
口コミはじゃらんに60件ほど集まっていて、評価は4点台。お風呂と、応対の丁寧さを挙げる声が目立ちます。
泊まる前に知っておきたいこと
① チェックインの締め切りはプランで変わる
チェックインは14時から。締め切りの表記は公式サイトが20時、予約サイトの施設情報が18時と分かれていて、プランによっては13時開始のものもあります。予約するプランの表記を必ず確認してください。
ただ、実務的な締め切りはもっと手前です。食事付きなら夕食18時があり、その前後に勤行が入る。逆算すると17時までには入っておきたいところ。お湯に浸かって、夕食、勤行という流れがいちばん気持ちよく回ります。門限は21時です。
② 朝風呂はなく、チェックアウトは9時
入浴時間は21時まで。翌朝は入れません。「朝もう一度ひとっ風呂」はできないので、夜のうちに堪能しておいてください。ここは意外と見落とされがちです。
朝食が7時、チェックアウトは9時。お遍路さんが朝早く出発するリズムに合わせた設定です。観光目的でゆっくり朝を過ごしたい方には、少し慌ただしく感じるかもしれません。
③ 勤行は毎日必ずあるとは限らない
繰り返しになりますが、これがいちばん外したくないところです。寺院行事のため休止になる日があり、開始時刻も変わることがあります。
夜の勤行を目的に日程を組むなら、予約時に必ず問い合わせて確認を。お勤めそのものについては朝のお勤めとは?宿坊で体験する勤行ガイドもどうぞ。
④ 電車で行くならバスの本数に注意
JR板野駅から徳島バスで「東原」下車、徒歩7分。駅から車なら約15分です。ローカル路線なのでバスの本数は多くありません。公共交通で向かうなら、時刻表を先に押さえておいてください。
車なら板野ICから約8.8km、駐車場は50台で無料・予約不要。四国の宿坊のなかではかなり停めやすいほうです。
安楽寺はこんな人におすすめ
- 宿坊が初めてで、失敗したくない(予約サイトで料金と空室が見える)
- 宿坊で大きなお風呂に入りたい(四国では希少)
- 朝が苦手だけれど勤行は体験したい
- 歩き遍路の初日の宿を探している
- バス・トイレ付きの部屋がいい(講堂・書院15帖)
- お遍路はしないが、四国旅行に宿坊を1泊組み込みたい
逆に、次のような方は別の宿坊のほうが合います。
- 朝の勤行を体験したい→ 隣の7番十楽寺(朝6時30分)や、善通寺・仙遊寺へ
- かけ流しの温泉に入りたい→ 加温・循環なので、温泉旅館を併用するほうが満足度は高い
- 精進料理が目当て→ 四国の宿坊は郷土料理も多いので、高野山などへ
- 朝ゆっくりしたい→ 朝風呂なし・チェックアウト9時
- 到着が夜になる→ 夕食18時・門限21時に間に合わない可能性
温泉山 安楽寺 薬師の里の空室を見る
バス・トイレ付きの部屋から素泊まりまでプランが分かれます。じゃらん・楽天トラベルで内容を比べてみてください。
※ プラン内容・料金は各予約サイト公式でご確認ください。
よくある質問
お遍路をしていなくても泊まれますか?
泊まれます。白衣も納経帳も必要ありません。安楽寺はお遍路さんだけでなく、出張や観光での利用も受け入れています。ただし夕食18時・朝食7時・チェックアウト9時と、お遍路さんのリズムで動いている点だけは承知しておいてください。
一人でも泊まれますか?
泊まれます。講堂や新館にシングルの部屋があり、ひとり利用がしやすい構成です。ユニットバス付きのシングル(講堂)もあるので、女性のひとり旅なら水まわりの付いた部屋を選ぶと安心だと思います。
お風呂は何時から入れますか?
15時から21時までです(日によって変動します)。朝は入れません。夕食が18時、勤行が19時前後という流れを考えると、チェックイン後の早い時間に入ってしまうのがおすすめです。
冬でも泊まれますか?
安楽寺の宿坊は通年で営業しています。四国の宿坊には冬季休業のところもあるので、冬に訪れるなら徳島の6番・7番を軸に組むのが現実的です。
安楽寺の通夜堂に泊まれますか?
山門(鐘楼門)の2階が通夜堂として知られていますが、これは野宿しながら歩くお遍路さんのために、お寺がお接待として場所を貸してくださっているものです。宿泊サービスではなく、寝具も食事もありません。利用にはお寺の許可が要ります。「安く泊まれる宿」ではないので、混同しないでください。詳しくは四国遍路の宿坊ガイドに書いています。
まとめ
安楽寺は、四国の宿坊でまず1ヶ所選ぶなら、ここでいいと言える宿坊です。
- 強み:弘法の湯・夜の勤行と灌頂窟・予約サイトで完結・部屋タイプが6つ・駐車場50台
- 弱み:入浴は21時まで(朝風呂なし)・加温循環・チェックアウト9時・バスの本数が少ない
- 予約前に必ず:夜の勤行は実施日と時刻を確認。チェックイン締め切りはプラン表記を確認。部屋は水まわりの有無で選ぶ
藩から駅路寺に定められて400年、旅人を泊め続けてきた寺です。弘法大師が見つけた湯に浸かって、夜の本堂で読経を聴いて、灌頂窟をくぐって、翌朝また歩き出す。お遍路の初日にこれ以上ふさわしい宿もないと思いますし、お遍路をしない方にとっても、四国旅行に一泊組み込む価値のある場所です。
まずは希望日の空室と、部屋タイプごとのプランを見てみてください。
温泉山 安楽寺 薬師の里を予約する
じゃらん・楽天トラベルで空室状況・料金・口コミをまとめて確認できます。
※ プラン内容・料金は各予約サイト公式でご確認ください。
四国のほかの宿坊と比べたい方は四国遍路の宿坊ガイド、結願後のお礼参りを考えている方は高野山の宿坊おすすめランキングもあわせてどうぞ。